目次

このブログの目次です。

 

-はじめましての部分-

0.目次

1.ブログ全体の説明-誰にむけての特に伝えたいのか

2.免責事項

3.そもそも栄養を考える必要性、脳に関する発達障害、精神病の増加と食物環境悪化の事実

4.栄養にかんしての偉大な先人の紹介とその書籍の紹介一覧

5.栄養ブログとしてこのブログが他と比べて役に立つ点、メカニズム重視

 

-体全体、すべての人向けの話-

6.体全体の話、脳と脊髄と神経の話、たんぱく質重視、脂質重視。三石理論について。

7.体全体の話、動的平衡という考え方。たんぱく質をどれだけ増やすいいのか、好い影響をおよぼすために体をぐっと動かす。デメリットは何か。

8.体全体の話、DNA、RNAによるたんぱく質作成について、水溶性ビタミン、脂溶性ビタミン、ミネラルの役割と立場の違いとリスクと効果

 

-今、困っている人むけ-

9.うつ病のひと、PTSD、フラッシュバック、自律神経失調症の人むけの全体の方向性の話

10-1.うつ病の人むけ(うつ病はなおりにくい)対策、(ビタミン、ミネラル、薬草ハーブ、脂質)短期と長期対策。

10-2.うつ病の人個別対策抜粋版

10-3 うつ病が再発する、長引いてしまう研究の紹介 

10-4 うつ病と脳と小腸大腸対策

10-5 うつ病と脳と小麦の話

10-6 うつ病とダイエットと人口甘味料の話

10-7 うつ病とダイエットとブドウ糖加糖液、コーンシロップの話

 

11.PTSDフラッシュバックに困っている人対策(ビタミン、ミネラル、薬草ハーブ、脂質)短期と長期対策。

12-1. 立ち上がれない自律神経失調症の人向けの対策(ビタミン、ミネラル、薬草ハーブ、脂質)短期と長期対策。

 

12-2.お風呂にはいれない対策、身体調整機能の話し、カンナビノイド欠乏症の話。

13.うつ、フラッシュバック、自律神経失調症の背景の脳内重金属の話し。脳内重金属のデトックスとアルツハイマー、発達障害のデトックス向け。

 

-長期的不安について-

14.腫瘍にたいしての対抗。サプリをずっととるのか。脳と神経を整えたあとに残る腫瘍にたいしての対策。坑腫瘍効果の紹介。

 

-個別の栄養素の話-

15.個別たんぱく質アミノ酸紹介、ホエイプロテインの話。

ビタミンB6やビタミンB群は必須。

16.個別ビタミン紹介、水溶性ビタミンB群

17.個別ビタミン紹介、水溶性ビタミンC

18.個別ビタミン紹介、脂溶性ビタミンE

19.個別ビタミン紹介、脂溶性ビタミンDとK

20.個別ミネラル紹介、マグネシウム

21.個別脂質紹介、アマニ油とえごま油とひまわり油、DHAとEPAを避けるべき理由。

加工食品はなぜ避けるべきか。

22.個別食事紹介、オートミール、じゃがいも。

23.個別食事紹介、糖質制限と小麦と白米と玄米

24.個別食事紹介、野菜の意味、食物繊維とマグネシウムと坑酸化物質、ブロッコリーとほうれん草

25. 個別食事紹介、食物繊維。 腸脳相関と腸内細菌によるビタミン生産。ベジタリアンと筋トレトレーニングをしている人から学べること。

26.食事と日本の伝統生活、海外の伝統生活

 

 

-コラム、小話-

27.バナナはうつ病にきくのか。量という単独の考えと、相互作用という考え。

28.食べ物中心主義のいいところ、よわいところ

 

-書評-

29. 崎谷博征 「プーファフリー」であなたはよみがえる
生命場を歪ませるアルデヒド

30. 内山葉子 おなかのカビが病気の原因だった

31.   三石巌  医学常識はウソだらけ

32.  永田吉隆  油を絶てばアトピーはここまで治る

 

2021/2/2 9:30執筆 2021/2/3 9:30更新 2021/2/16 15:30更新  2021/6/15 23:15最終更新 

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2021/2/1 19:00執筆

ブログの説明

(Twitterをやっています。→Twitter ID hopeforlocalpe1

このブログは困っている人むけのものです。

こまっているひとの助け、helpになればいいなと思っています。

helpforpeopleやhopeforpeopleを考えています。

具体的には、体調のよくない方にむけての情報です。

症状としては、うつ状態、体がだるくて、たっていられない、過去の後悔で

頭がつらい、自分を責めてしまう、そしてPTSDやフラッシュバックで頭が疲れる方です。

もちろんこのような方は病院に通っている方もいると思います。

でも、病院に通う中で不安や心配もあります。

「誰を信じていいかわからない、そもそも人を信じることがむずかしい。」

それは傷ついた人にはよくあることです。

 

「このままよくなるのだろうか、医師は薬を出すだけではないか、

栄養が苦しい状態を改善してくれるらしいけど、どうやって取り組んだらいいのかわからないし、失敗したくない。」

 

このような方の中で、地方に住んでいて、病院が少なくて、医師に意見をいうことがあまりできない、状態もあると思います。お金もあまりなくて、どうしたらいいのだろう、無意識にだれも頼れないとおもっている人もいるかもしれません。

そのような、自分ひとりでは、苦しい日々を過ごしている、そのような人の力になりたいと思っています。

そのような方の力になりたいと思って、ブログを書いています。

記事は、科学に基づいて、薬やサプリや栄養の効果の発揮するメカニズムを中心に書いています。人を信じることができなくても、メカニズム、仕組み、機序、順番がかいてあれば、納得感があると思うのです。メカニズムはあくまでも現段階の仮説です。仮説といっても、納得されるだけの力があるので、研究論文となっています。

すべての説は仮説なのです。そのなかでたしからしいことを信じて進んでいるのが現実です。仮説のメカニズムがあると、いろいろ対策がたてて、納得感があるのです。

 

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2021/2/1 19:00執筆

【三石巌】医学常識はウソだらけ【書評】

はじめに

 はじめに


メジャーリーガーのダルビッシュという選手がいます。
2021年現在、

年齢が30を超えて、スポーツ選手としてのキャリアの下り坂のところにいます。
その彼が、2020年のシーズンにおいて、キャリア最高の成績を出しました。
なぜ、うまくいったのでしょうか。
その一端に、三石理論という考えがあります。
今回は、その三石理論の話です。

メカニズムがきちんと説明されている本や論文は頼りになります。
うつ病には、たんぱく質やホエイプロテインやビタミンがいいと聞いたことがあるかもしれません。
その考えの大本となっている本の紹介です。有名どころでは、メジャーリーグのダルビッシュ投手が参考にしています。
メカニズム重視で書いてあるので読んでいてわかりやすいです。
20年前の本ですが、人間に関するメカニズムの大部分を抑えていますので今でも
充分に通じます。
文庫で出ているので、買いやすいと思いますが、うつや忙しい人は読む余裕もないし、
読んでも頭に入らないことがあります。
今回も、基礎的な知識をまとめておきたいと思います。
三石理論の話です。
三石氏は、東大の物理学者でした。物理学はメカニズムを説明してくれるので、大変わかりやすいです。そのメカニズム分析を人間にあてはめたのがこの本です。少し説明します。
人間は、DNAやRNAの情報に基づいてたんぱく質を作っています。その種類は10万種類。脂質は2000種類といわれています。その中心となるたんぱく質からアプローチしましょうという話です。

昔は、胃にピロリ菌はいないといわれていました。コレステロールは、取ってはいけないので、卵は一日一個といわれていました。
また、最近だと小腸には、細菌はいないといわれていたし、リーキーガットもないといわれていました。
たんぱく質は完全に消化され、ペプチドの形では吸収されていないといわれていた。これらは、否定されています。
地中海式食事がいいという研究があったが、実は後に否定され論文は撤回されています。
植物油が健康にいいという研究も10年以上たって、研究論文は撤回されました。

研究は進んで行きます。最新の研究が確かかどうかは、メカニズムや仮説がしっかりしているかです。
その点をしっかり確認したいと思っています。メカニズムがしっかりしていないものを取り組むのはリスクが高い気がするし、それでは、人は動かないと思っています。

 

本の画像

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アマゾンレビューリンク


書籍タイトル
医学常識はウソだらけ

書籍分類
たんぱく質メガビタミンの理論的考え方の名著

 

著者
三石巌
元東大教授 物理学者

 

著者の立場

 

60歳から、栄養の研究をはじめた物理学者
医師に白内障を診断され治療方法がなかったため自分で治した経験から研究を行った
プロテイン会社ビタミン会社を経営していました。
それは当時の日本では優良なビタミンやプロテインがなかったからと思われます。
現在でもその会社は続いています。質は悪くないと思いますが、他の会社の方が安いと思われます。

 

メカニズムの解説(書籍より一部引用)


三石理論のメカニズムの中心はたんぱく質やアミノ酸と坑酸化物質です。その肝は、人間が作るたんぱく質の種類の多さです。10万種類を人間はつくっています。とても多い量です。そのため、エラーもおきそうだなということがいえます。そこのエラーに目をつけたのが三石理論と言えます。
方向性は、三つです。1.そもそものエラーの原因であるアミノ酸を新鮮なものにする、2.エラーがおきにくい状態のために、ビタミンをしっかりとる。
3.エラーによってダメージをうけることを減らすために、坑酸化物質をとることです。
それぞれを説明します。
1. そもそものエラーの原因であるアミノ酸を新鮮なものにする
エラーを減らすのが、食品としてのたんぱく質やビタミンです。食品として、たんぱく質をきちんととります。体の中で、たんぱく質は、10万種類、一日180gつくられていますが、100gほどは再生産されています。その再生産されたたんぱく質は、元のたんぱく質から少しずつ変わって、エラーがおきます。そのため、食品から、エラーのない状態のたんぱく質をきちんととりましょうという考えです。
(科学的に言うと、たんぱく質の一部が、変化します。アミノ酸のOHのところが、NHに置き換わるイメージです。)
2.エラーがおきにくい状態のために、ビタミンをしっかりとる。
10万種類のたんぱく質をつくると、人間によって、当然得意なもの、不得意なものがあります。三石理論では、得意なものは、ビタミンがすくなくてもいい、不得意なものは、ビタミンがたくさん必要、このように考えます。そのため、ビタミンを多く取りましょうということです。
3.エラーによってダメージをうけることを減らすために、坑酸化物質をとる
たんぱく質のエラーの最もわかりやすいものが、腫瘍、つまりがんです。そのため、がんに対抗するために、坑酸化物質をとりましょうということです。この掃除物質、坑酸化物質をスカベンジャーと三石氏は名づけています。
以上、とてもわかりやすいメカニズムでした。

 

メカニズムの解説としてとして優れているところ

著書から、よくいわれている俗説に対して、科学メカニズムの観点から反論しているところがメカニズムとして、とくにすぐれていると思いました。

 

1.疫学について
疫学でわかるのは相関関係のみで因果関係はわからないと説明してくれる。それは大変適切。地中海食事がいいという論文は撤回されました。メカニズムがないものは、説得力や信頼性が低いです。

2.脳内でセロトニンをつくり安定するメカニズム。
セロトニンは、トリプトファンというアミノ酸とビタミンB6で作られる。しかし、脳内で作られる必要がある。そのときに、脳内には、アミノ酸を取り入れるのだが、トリプトファン以外のものも脳内に入ると、トリプトファンが脳内に少なくなってしまう。これを防ぐのが、炭水化物。炭水化物を食べると、インシュリンがでる。その結果、トリプトファン以外のアミノ酸が筋肉に取り込まれ、相対的に、脳内にトリプトファンが取り込まれる。このメカニズムの説明はすばらしい。
うつ病の人が甘いものをもとめたり、筋トレしている人が、甘いものを食べる理由はこのメカニズムだ。もう一つ、脳内血管の血流をよくするために、オメガ6がよくない、脳内血栓ができやすいのは、炎症のためであり、その炎症を促進するのが、オメガ6という不飽和脂肪酸である。
脳内に、セロトニンをいきわたらせる仕組みがきちんと書いてあります。
(プロスタグランディンとアラキドン酸とその原料のリノール酸)

3.エネルギー生産のミトコンドリアの説明
ミトコンドリアは、細胞内に平均1000個ある。
物理学者らしく、多い数値をおさえる。そのミトコンドリアの酸化が肝で、コエンザイムq10は、ミトコンドリアで使われる。

4.動物性脂肪はからだにわるいのは、うそ
動物性脂肪はからだにいい。不飽和脂肪酸だからだ。その話は、こちらのプーファフリーで説明している。
動物性脂肪がわるいというのは、つくられたイメージだ。そのイメージは、アメリカで作られた。アメリカでは、動物性脂肪が平均140gでそれを90gにする話だ。カロリーのとりすぎ問題だ。
ところが、日本人では、平均58gなので、二倍ほど食べましょう、これが正しい話だ。アメリカ人が減らしたほうがいいー>日本人も減らしたほうがいい、こうなっただけだ。
バターやラードは体にいいと直接書いている。

5.ミトコンドリアについての報告
細胞内に平均、1000個のミトコンドリアがある。40歳を超えると、ほぼ100パーセントの人にミトコンドリアの変異がみられる。何かがおこっているということだ。後々、ミトコンドリアの膜に、不飽和脂肪酸からうまれたアルデヒドが悪影響を与えていると報告される。そのことについて述べた本は、こちらのプーファの本。このことについて、触れているのがすばらしい。

6.人間ドックについて
がんは20年かけて作られる。つまり、20年の間に、捕らえられるべきである。しかし、1年前の人間ドックでは、見つからないということがある。つまり、20年のうち、19年間のものに対して、見つけられないということである。人間ドックのレベルは低いといえる。

 

メカニズムとして、足りないところ。

 

正直、小腸大腸が健康な人が書いた本だと思われる。小腸大腸カンジダについての記載がない。
小腸大腸が健康でないと、ホエイプロテインが体にうまく吸収されないのでその点が、記載されていない。
小腸大腸について、注目したほうがいいのは、小腸は人間の体でもっとも入れ替わるところなので、注目してもらいたかった。
もっとも、研究がすすんでいなかったのでしかたのないことではある。


全体的に、すぐれたメカニズム解説の書籍だと思いました。
私の感想は、以下です。

 

感想

 

文庫で出ていて、安いし、体についてのメカニズムがわかるという点では、この本よりわかりやすい本はあまりないと思われる。
古くなっても、変わらない点があるのでいい。
その変わらない点とは、人間が10万種類のたんぱく質を作っているという点だ。
その点が変わらないので、メカニズムとしては、いつまでも信頼できる。
理論としては、非常に理解できる。ただし、理論には注意が必要だ。それは、省略された前提条件がある場合だ。現実と一致しないのは、その、無視された、別の言葉で言うと、隠された前提条件がある場合だ。三石理論では、たんぱく質の素材としてのエラーのない、食品、エラーを防ぐためのビタミン、エラーを直すための坑酸化物質、これの摂取だ。
そして、これらは、摂取されてそのダメージがないことになっている。
小腸大腸カンジダの本で述べたように、日本は高温多湿でカビがある。そのため、小腸大腸カンジダ真菌カビ対策をしないといけない。ホエイプロテインは吸収しづらいのだ。そして、サプリの添加物は、小腸大腸カンジダの餌になるところがおおい。この2点が大きなデメリットとなって、マイナスとなっている。この二点を解消すると、劇的に体は変わる可能性がある。

 

自分が日常生活で取り組めること

 


小腸大腸カンジダ対策をして、カンジダ真菌に問題ないサプリ添加物を考えてとれば体は、健康に近づく。これは、間違いないと思われる。
カンジダ対策としては、梅干やティーツリー、新ビオフェルミンがある。サプリ添加物を避けるために、医薬品のチョコラbbやタケダビタミンCをとることが考えられる。

 

目次

まえがき(渡部昇一)

序章
医学は科学にあらず
医者に見棄てられた白内障を分子栄養学で完治

95歳にして50台の筋肉レベル
失明を宣言されたが、分子栄養学で克服
医学常識は科学の非常識
医者病の恐怖
点滴が原因で重度の記憶喪失に
医者いらずで生涯現役


第1章
医学常識はうそだらけ
だから薬は効かず、病気は治らない

この医学常識は命取り
食塩をとりすぎると高血圧になるのうそ
りんごの生産地で高血圧が少ない理由
高血圧には、まず良質のたんぱく質が不可欠
血圧硬化剤は血栓を引き起こす
高血圧は栄養改善で直すのが一番
コレステロールは本来健康の味方である
コレステロールを悪玉、善玉に分けることの危険性
コレステロール降下剤が胆石をつくる
保健医療の点数制の問題点
適正体重の患者に減量を支持する愚かさ
遺伝の要素を忘れては健康は守れない
小太りの方が長生きできる
はたして血糖値を下げれば糖尿病は治るのか
糖尿病の合併症退治こそ真の治療
合併症はスカベンジャーで避けられる
動脈硬化は治らないという医学常識のうそ
動脈硬化は分子栄養学なら治療できる
脳血栓の再発は純粋のアスピリンで防ぐ
通風にはビタミンAが有効
脂肪肝は酒をやめなくても治る
胃潰瘍十二指腸潰瘍はまずピロリ菌を疑え

風邪に特効薬はない
風邪を予防する知恵
発熱に抗生物質、解熱剤を使ってはいけない
インフルエンザには活性酸素対策を
アレルギーや免疫の正しい知識がない医者が大半
三石式花粉症撃退法
動物性たんぱくの不足が不眠症を招く
腰痛肩こりにはたっぷりのビタミン

難病も分子栄養学なら乗り切れる

C型肝炎の特効薬インターフェロンの怖い副作用
グルタチオンの効果に注目
O-157に感染する人しない人
関節炎、骨粗鬆症には、カルシウムよりもまずたんぱく質
リウマチの痛みはスカベンジャーで消える
貧血には鉄分よりたんぱく質
更年期以降の女性のために

第2章
分子栄養学こそ、本当の医学
二十世紀最大の科学的成果がもたらした福音とは

分子生物学・三石理論の卓効
医者もみはなしたケロイドが高タンパクで治った
人体のフィードバック作用の驚異
たんぱく質の摂取は量より質が決定的
九種類の不可欠アミノ酸をどう取るかがかぎ
蛋白源として卵と大豆、どちらが優秀か
古い材料のリサイクルより、新品の材料こそ重要
分子栄養学は個体差の栄養学
なぜ、人間は病気になるのか
なぜ、メガビタミン主義が健康の元なのか

がんの真因も活性酸素にあり
老化や病気の元凶は活性酸素
活性酸素は細胞の電子ドロボーである
活性酸素は人生の伴走者
細胞ががんになるメカニズム
がんの発病には、本来20年もかかる
病気を発症する人、しない人
はたしてがんは遺伝するのか
がん予防に不可欠なスカベンジャー
なぜ、医者は不勉強なのか
末期の肝臓がんがスカベンジャーで完治
三石理論の三種の神器
体を守る軍隊、ナチュラルキラー細胞
ストレスはがん細胞を二重にサポートする
がん常識も間違いだらけ
発がん物質を恐れすぎる必要はない
注意すべきは、やはり活性酸素の暗躍
たばこと肺がんとの間に因果関係はない
喫煙者がかかりにくいアルツハイマー
ベータカロチン信仰の罠
食物繊維を大量にとれば健康にいいというウソ
ビタミンA不足が胃がんなどの上皮性がんを招く
ビタミンAの過剰症は恐れるに足りない


第三章
健康常識もウソだらけ
木を見て森を見ない健康法の蔓延こそ大問題

あなたの健康常識は危険がいっぱい

動物性脂肪は体に悪いのウソ
常識の逆ー肉を食べない人は脳卒中になりやすい
動物性脂肪より植物油の方が問題
からだにいい、からだにやさしいは、疑ったほうがよい
栄養のバランスが大切というウソ
一日30品目をたべましょうのウソ
ビタミンの必要量も、かなりの個体差がある
まず、自分の肉体の弱点を知ること
マーガリンとショートニングは健康の大敵
バターやラードは体に悪いのウソ
卵はコレステロールの元というウソ
生卵には要注意
たんぱく質の補給は昼より夜
無農薬野菜には発がん性の危険あり
有機野菜は寄生虫の温床
玄米職は貧血を促す
砂糖をとれば頭の回転がよくなる
なぜ、砂糖罪悪論が広まったのか
はたして浄水器は健康の味方か
アルカリイオン水ほどおろかな飲み物はない
お酒を百薬の長にする上手な飲み方
スポーツで体が若返るのウソ
総長のジョギングやゴルフが命を奪う
激しい運動も活性酸素を大量に発生させる
有酸素運動は息があらくなったところでやめる
ダンベル体操は時間の無駄
筋肉は、どうすれば強くなるのか
ストレッチが有効な筋肉とは

 

 

第四章
医学で病気は予防できない
分子栄養学による健康自主管理こそ急務

今の医学には病気を予防する力はない
人間ドックが信用できない理由
以上ありが82パーセント、日本は病人国家か
栄養学の導入無しに医学の近代化はない
病気予防の三種の神器
健康管理に関する調査結果の意外性
笑いは膠原病をも治癒できる
猫にはキャットフード、人間にはヒトフード
エイズ発症をおさえる鍵も分子生物学にある
快眠、快食、快便は、ブタの生きがい


あとがき

 

 

 

 

 

 

 

【永田吉隆】油を絶てばアトピーはここまで治る【書評】

はじめに

メカニズムがきちんと説明されている本や論文は頼りになります。
植物油は人類の生活の中でほとんど食べられていません。油といえば、人類の歴史で言えば、バターです。インド人は千年以上、食の中心としています。
モンゴルの遊牧民も植物油はたべません。この歴史の事実をわすれてはいけないと思います。
(オリーブは例外といっていいです。なぜなら、オリーブは450年をこえる樹齢なのでとりやすいです。)

うつ病や体の健康のために、最近日本人がとっている、植物油について研究を調べてきました。
植物油が体の中で酸化されて様々な悪影響があるという本の書評を書きました。
こちら

 

www.hopeforlocalpeopleinjapan.com

 
また、小腸大腸の真菌カンジダというカビが体の中で様々なダメージのもとになっている
本の書評を書きました。
こちら。 

www.hopeforlocalpeopleinjapan.com

 


これら二つの本は、メカニズムがわかりやすく丁寧で説得力があります。
この植物油酸化や小腸大腸の真菌と腸漏れとペプチド吸収による悪影響という二つの話です。
これら二つが正しいとすれば、もっと多くの人に影響がでていることも考えられます。
(影響が時間がかかるものならば、気づかれないこともあります。)

今回の書評は、植物油と小腸大腸のダメージとその結果のペプチド吸収がとても体によくない、アトピーにとってよくないという話です。
メカニズムは、アトピーの炎症という観点であり、酸化といった分子レベルのメカニズムではないです。最大の強みは、公立の大規模な病院での実際の治療であり、1万人の治療の結果が出ていることです。
二つの本は、開業医の本なので、症例が比較的多いというわけではないです。1万人のレベルです。この書評を書いて紹介したいと思います。

一見、アトピーに関する本だと思いますので、うつや忙しい人はこの関連の本まで、読む余裕もないし、読んでも頭に入らないことがあります。

今回も、基礎的な知識をまとめておきたいと思います。
アトピーは皮膚の炎症です。わかっていない点も多いですし、一般の人には知識がないことも多いです。うつ病は、脳の炎症仮説が主流になってきました。その点でも、炎症につながる知識は持っておいたほうがいいと思います。
うつ病の炎症仮説からみた記事はこちら。

昔は、胃にピロリ菌はいないといわれていました。コレステロールは、取ってはいけないので、卵は一日一個といわれていました。
また、最近だと小腸には、細菌はいないといわれていたし、リーキーガットもないといわれていました。たんぱく質は完全に消化され、ペプチドの形では吸収されていないといわれていた。これらは、否定されています。
地中海式食事がいいという研究があったが、実は後に否定され論文は撤回されています。
植物油が健康にいいという研究も10年以上たって、研究論文は撤回されました。

研究は進んで行きます。最新の研究が確かかどうかは、メカニズムや仮説がしっかりしているかです。
その点をしっかり確認したいと思っています。メカニズムがしっかりしていないものを取り組むのはリスクが高い気がするし、それでは、人は動かないと思っています。

 

本の画像

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書籍タイトル
油を絶てばアトピーはここまで治る

書籍分類
皮膚の炎症であるアトピーの治療法の本
メカニズム解説よりも症例に強い
植物油のダメージや小腸大腸真菌カンジダの悪化による腸漏れにともなうペプチド吸収の害の対策本


著者
永田吉隆
下関市立中央病院小児科部長
鹿児島大学医学部卒業
アレルギー専門医
日本リュウマチ学会賞受賞
医学博士
20年以上、1万人の患者を治療。

 

著者の立場

 

公立病院勤務、学会の主流の人物。開業していないので、自分の病院で利益を得るということはない。
また、公立病院勤務なので、理論的に危うい民間治療は行えない。(著者のはじめにの文章より引用)
20年、1万人以上の治療に向き合ってきた経験をまとめている。

 

メカニズムの解説(書籍より一部引用)

 

この本は、症例1万人から得られた治療方法です。
つまり、植物油の摂取と小腸大腸真菌カンジダによる腸漏れの結果、たんぱく質ペプチドが体に悪影響がある、そして、その悪影響を取り除く治療マニュアルです。
メカニズムとしては、アトピーがアレルギーの一種として捉えた場合は、炎症として、解説しているところです。
つまり、アレルギーは炎症です。その一種のアトピーの炎症の原因が植物油の摂取と小腸大腸真菌カンジダによる腸漏れの結果、たんぱく質ペプチドの吸収、そして、米のたんぱく質、こう結論付けています。性格には、たんぱく質ペプチドの吸収のみです。小腸大腸真菌カンジダによる腸漏れは、別の研究から導かれています。
結果として、この本でのメカニズムは、炎症についてです。炎症全般の知識と言えます。脳の炎症仮説がうつ病なので、皮膚や体全体の炎症仮説はとても勉強になります。
この本は、原因としての植物油、たんぱく質ペプチドの吸収、米のたんぱく質と述べている点がすばらしいです。


アトピーの皮脂腺の著者の図

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著者はアトピーが皮脂腺から強く出ることに気づきます。そして、脂質脂肪油にたどりつきます。

 

換気扇の図

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換気扇の油の画像(未)


そして、普段の生活の植物油が換気扇についているのを思いつくのです。
著者は小児科医のため、こどもは、ペプチドがうまく消化できないで吸収されていることに、日本の中で誰よりもはやく気づいていました。リーキーガットが受け入れられる前から気づいていました。
また、寝る前にかゆくなることにより、ペプチド吸収後に、すばやく全身にまわることにも気づいていました。

 

メカニズムの解説としてとして優れているところ

 

メカニズムとしての本ではなく、治療マニュアルの本です。
治療マニュアルが優れています。

食事の例の画像

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アトピーで何を食べていいのかの図(かゆみ比率つき)

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その1

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その2

 

最重要はいもの図

 

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最後の患者の発言としても出てきますが、
最もダメージを受けている人が食べるものは、いもです。いもが最も健康的という結論です。
日本では、いもをたべるのは、料理法として難しいので、受け入れられていないだけです。
じゃがいもバターにすればいいです。
たとえば、油といっても、バターは問題なく、最も悪化している人以外は食べることは可能としています。米は、バターよりもダメージが大きいとしています。
また、著者はこのようなアトピーのダメージは排出型であり、貯蔵型がいわゆる、生活習慣病とよばれるものだといっています。うつ病の炎症仮説とも重なります。

 

メカニズムとして、足りないところ。

植物油が体内で酸化することのメカニズムが書いていないです。
当然の理由があります。
本書が出たのは、2006年です。15年前の本です。そこから売れ続けています。
そして、その間に植物油やDHAEPAの酸化の研究がすすみました。
また、小腸大腸カンジダや腸漏れの研究が進みました。
また、ペプチドで吸収されることもわかってきました。
この著者のいうとおりだったわけです。
15年後に証明されました。

すぐれた治療法の書籍だと思いました。
1万人20年の治療、そのためのアイディア、すばらしいです。
私の感想は、以下です。

 

感想

 

とてもわかりやすかった。
僕が、この本を手に取ったのは、どこかで、一週間に卵は二個までを推奨している医師がいると読んだからだ。体をつくるたんぱく質を制限するメカニズムはどういうことなのだろうか、このメカニズムが知りたくて、この本を読む予定だった。なかなか読む時間はなかった。
その間、別の本や論文で、リーキーガット、腸漏れをしって、たんぱく質がペプチドで吸収されるメカニズムを学んだ。だから、この本をよむ、最初の動機は解決していて、少しなくなっていた。
次の動機は、もう少し周辺的なもの。体のつらい症状を治している治療法は一通り学んでおこう、なにか得るものがあるかもしれない、このように考えて、本や論文を読むようにしている。
統合失調症についても同じような観点から読んだことがある。


この本を読んだ結論としては、植物油はやめて、小腸大腸真菌カンジダ対策をしましょうということだ。
これはかわらない。二点発見があった、一つは米のアレルギーだ。
白米を糖質制限でとるか、とってもいいかの議論がいまだにある。
白米で糖質制限の降下が出る人は、白米のアレルギーが強くでるタイプと思われる。
もう一つは、最重症の患者には、いもをたべるということだ。
日本では、いもにバターをつける習慣はあまりない、もちろん、食べ方としては皆、しっている、しかし、バターを食べる経験があまりないので、消費量も少なく、ジャガイモの消費量は煮物という、めんどくさい、負担のかかる食べ方になっている。
ドイツやイギリス、フランスやヨーロッパの国々では、ゆでて、バターをつけるか、ほかのソースをつけるかのように、非常に簡単にたべる。米をたくより簡単だ。
その壁をこえると、一気に食生活は楽になる。

 

自分が日常生活で取り組めること

 

 

最終的に、自分が取り組めることは、じゃがいもの摂取だ。安いし、バターでたべる。塩、黒こしょう、七味、バジル、カレー味、様々な味が出来る。
こうして、植物油をさけることができる。この本でバターについて説明しているが、米よりも安全、とされている。とても心強い。1万人を20年治療してきた実績である。
そして、梅干をたべて、小腸大腸真菌カンジダ対策を続けようと思う。


目次

はじめに
知らず知らずとっている油を絶てばアトピーは一気に解決へ

1章
3ヶ月あれば、どんな重症アトピーの皮膚も生まれ変わる
乳幼児から大人まで、ひどいかゆみ、皮膚の炎症が消えた

アトピーは皮膚の上で起きている火事だった
治す手順①火事の燃料を絶つ
②消火活動を行う
③火勢が弱まっている間に皮膚を再生
いままでのアトピー治療法5つの誤解


第2章
こんな毎日がアトピーを作っていた
なぜ、卵や牛乳、小麦などをさけても治らなかったのか

キッチンの換気扇のような油汚れが体の中にも
植物油がアレルギー、かゆみのもとになっていた
体内にたまった油が皮脂腺からにじみ出す
1週間に二個以上の卵は消化しきれずにヘドロになる
夜寝る前にかゆくなるのはなぜか

 

第3章
油まみれ、ヘドロだらけの体から抜け出せ
マヨネーズやドレッシングはいますぐやめなさい

ぎらぎら、つるつる食品はこんなにも悪い
アレルギー反応を治す食べ物がある
離乳食は鶏肉がいいか、白身魚がいいか
植物油抜きでもこんなにおいしい簡単メニュー
参考例下関市立中央病院の治療食
食が細い、体力がない、朝が弱いが2週間で解決

 

第4章
かゆみが消えて熟睡、これで皮膚が再生し始める
クスリを最も短期間で効果的に使う方法

くすりは治すのではなく、症状をとめるために使う
ステロイド剤3つの大誤解を解く
どのクスリをどう使うのが一番効果的か


第5章
食べていいものがどんどん増えていく
我が家でできる4ステップ食事療法
始めて1週間でよくなる手ごたえがわかります

よくなることを実感ーまず1週間試してください
いまの症状は軽症か重症か最重症か
自分の症状にあった体内浄化メニュー
軽症なら、たとえば牛乳は○、玉子焼きも○
中等症では、コロッケを肉じゃがに変えればOK
重症のときは、スパゲティは×、うどんなら○
最重症からいち早く抜け出すには、和風の煮物、いも類で
より効果をあげるー噛み方、運動法
乳幼児期、学童期、成人期別の注意点


第6章
治る過程で起こること、あらゆる心配事にお答えします
0歳から30代までの臨床例がしめすあなたの治り方

こんな症状がでたら治りかけている証拠です
治療開始後約1週間におきるリバウンド(噴出し)現象について
まず、東部、顔からきれいになっていく
排出型と貯蔵型

臨床例報告
いつ、どこからよくなるか
18歳女子:鏡をみるのもいやだった、その私の肌が信じられないほどぴかぴかに。
21歳男性:肌がよくなると元気も出てくる
8歳男児:アトピーの息子要の食事を食べていたら、私の花粉症も治り、減量にも成功
11ヶ月男児:長男の皮膚からはアトピーの跡形もなくなりました
27歳男性:かゆみ→かきむしり→化膿の悪循環からついに脱出
16歳男子:みんなと同じ生活が出来る、これが一番うれしい
3ヶ月女児:いい母乳を与えることの大事さを知りました
10ヶ月男児:じくじくしていた皮膚が1週間で乾いた
34歳男性:体全体が軽やかに これが治って行く実感
1ヶ月男児:予定通りに皮膚がきれいになっていくから安心
1歳7ヶ月男児:しらなければ悪循環におちいるところでした

よく出る質問
保湿剤など外用薬は?
石鹸は?
牛乳とカルシウム
大豆(しょうゆとみそなど)
ダニやハウスダスト
プールや日焼けは?
非アレルギー型のアトピーとは
ひっかくこと
アトピーの合併症 

 

おわりに

 

 

2021/5/9 15:45執筆 

【内山葉子】おなかのカビが病気の原因だった【書評】

はじめに

メカニズムがきちんと説明されている本や論文は頼りになります。
うつ病の方は、お腹がよわかったりするのではないでしょうか。
また、甘いものがとくに食べたくなったりするのではないでしょうか。
最近、小腸大腸と脳の炎症の関係がうつ病でも重視されています。今回の書評は小腸大腸の最新の治療の研究の紹介です。
日本は高温多湿です。カビが生えやすいのです。カビが体の中に生えたら、大変なイメージがあります。

この本には、おなかのカビのせいで体がだるくて動けないメカニズムが書いてあります。うつで体の抵抗力が弱っていて、体が動かない人には役立つ情報かもしれません。

 

今回も、基礎的な知識をまとめておきたいと思います。
人間の体の中で吸収したり、免疫を主に担当しているのは小腸大腸です。メインをしっかりと抑えて体の健康につなげることに貢献できたら幸いです。

昔は、胃にピロリ菌はいないといわれていた。コレステロールは、取ってはいけないので、卵は一日一個といわれていました。
また、最近だと小腸には、細菌はいないといわれていたし、リーキーガットもないといわれていました。
たんぱく質は完全に消化され、ペプチドの形では吸収されていないといわれていた。これらは、否定されています。
地中海式食事がいいという研究があったが、実は後に否定され論文は撤回されています。
植物油が健康にいいという研究も10年以上たって、研究論文は撤回されました。

研究は進んで行きます。最新の研究が確かかどうかは、メカニズムや仮説がしっかりしているかです。
その点をしっかり確認したいと思っています。メカニズムがしっかりしていないものを取り組むのはリスクが高い気がするし、それでは、人は動かないと思っています。

 

本の画像

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本の表紙

 

アマゾンレビューリンク

 

書籍タイトル
おなかのカビが病気の原因だった


書籍分類
小腸大腸に関しての書籍

 

著者
内山 葉子
医学博士 総合内科医専門医 腎臓内科専門医
関西医科大学卒業

 

著者の立場

著者は開業医であり、どこかの組織にぞくしているわけではない。
そして、面白いのが、2007年開業から、治療効果のあがらない患者に対して問題意識を持っていた。その観点から、研究を調べています。
40近い英語論文と8冊の英語書籍がこの書籍では参考文献として紹介されています。

 

メカニズムの解説(書籍より一部引用)

この本で解説されている脂質のメカニズムを解説する前に、以下のことを説明します。

おなかのカビとは、真菌のこと。(一例として、カンジダ菌)
真菌とは、きのこ類が代表です。世界で一番大きな生物です。広がります。
オニナラタケといいます。説明のリンクはこちら

真菌といってもなじみがないと思います。そこで微生物から説明します。
微生物と呼ばれる小さい生物があります。それらは、細菌、ウィルス、古細菌、真菌と分類されます.
結論として、真菌類はとても強いです。
地球が出来て、46億年といわれています。細菌が誕生したのが、40億年前、真菌は10億年前に誕生しました。つまり、30億年進化してきました。

さらに、この書物では触れられていないのですが、バイオフィルムを作ります。
お風呂のぬるぬるのものです。あのぬるぬるは防御の壁です。ある真菌は、バイオフィルムを、他の細菌や真菌と協力して作ります。そのために、電子的に細菌と真菌は連絡を取っているのではないかといわれています。
そこが脅威です。小さな生物というイメージではないです。
今回は、この真菌カンジダ対策、カビ対策をしたら、小腸大腸、脳や体全体のだるさを減らすことにつながるのではないかということがテーマです。

 

真菌の著者の図

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真菌カンジダの著者の説明

 

バイオフィルムの画像(wikipediaより引用)

壁のイメージです。

 

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真菌とバイオフィルム

 

メカニズムの解説としてとして優れているところ

 

真菌の説明がメカニズムとしてわかりやすいです。
真菌カンジダ対策として、何が有効かはいろいろなブログにのっています。それが有効な理由が書いてあります。たべてはいけないところが書いてあります。
具体的に言えば、真菌カンジダには、細胞壁があります。
その細胞壁は、糖類や食物繊維のベータグルカンで出来ています。その材料になるので、小麦や大麦はよくないです。
また、真菌カンジダは糖類をえさにするので、糖類はよくないです。糖類とは、炭水化物です。

また、真菌カンジダが増えると、小腸が痛む。その小腸が痛んだ状態で、さらに小腸を傷つけるのが、牛乳のたんぱく質のカゼインだから牛乳、チーズはよくないです。

特にうつ病の体のだるさについて説明しているところがメカニズムがわかりやすいです。
真菌カンジダがつくる物質が体のエネルギーを生むところを直接邪魔をするメカニズムが書いてあります。
それは、酒石酸です。これが、体のエネルギーを直接つくっているミトコンドリアの効果を下げる、そのため体がだるくなる。具体的には、酒石酸が、クエン酸サイクルのリンゴ酸と入れ替わってしまい、うまくサイクルが回らない、そのため、エネルギーを取り出すサイクルがまわらない。このサイクルをとめてしまうから、体がだるいと説明されます。

 

画像クエン酸サイクル(著者の図)

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クエン酸サイクルと酒石酸とリンゴ酸の関係図


また、真菌カンジダがアルコールやアルデヒドをつくり、体がそれらの物質からダメージをうけます。アルデヒドはたんぱく質とくっつきます。そして、たんぱく質の性質が変わります、それは体で言うと皮膚のしみの形で現れます。アルデヒドの有害性は、プーファフリーという本が詳しいです。ここに、書評があります。

 

www.hopeforlocalpeopleinjapan.com

 

 

 

メカニズムとして、足りないところ。

バイオフィルムについての説明が足りないです。
では、バイオフィルム対策の観点からの治療はどうするのか。
ここで、著者は詳しくないところにはふれない。
その点がとても信頼できます。
真菌カンジダの特徴の本質は、バイオフィルムだと思ってます。。
バイオフィルを壊すことが大切で、それは、植物が持っている力です。
あえてふれていないところに、信頼性があります。
バイオフィルムに対して植物はバイオフィルムを壊す物質を出していると推測されます。これが植物やハーブが坑真菌作用を発揮する要因と考えられています。
たまねぎの皮には、カビに対する作用があります。

 

たまねぎの画像。(https://asia-tabi.comより引用)

白いところにカビははえても茶色いところには生えにくいです。

 

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たまねぎの画像

著者はこの本の中で、さまざまな効果のあるハーブを勧めています。抗真菌剤はすすめていません。

すすめているハーブは、以下です。

・ニンニク
・梅肉エキス/梅干
・グレープシードオイル
・オレガノ、オレガノオイル
・ココナッツオイル、MCTオイル
・ローズマリー
・クローブ、クローブオイル
・シナモン
・ゴールデンシール
・オリーブの葉
・パウダルコ
・ニーム
・りんご酢
・エキナセア
・ブラックウォールナッツ
・ホロピト
・ワームウッド
・ウウウルシ

 

すぐれたメカニズム解説の書籍だと思いました。
私の感想は、以下です。

 

感想

とてもわかりやすかった。
結論としては、バイオフィルムをとかすための梅干をたべましょうという感想を抱きました。
梅干は、年間一人当たり6個食べられている。年間売り上げが400億円。日本人が1億人いるので、一人当たり400円の支出。梅干100gは、400円。梅干は、1個が15-20gなので、だいたい6個。
その10倍とれば、一年に60個。一ヶ月に五個。週に一個食べたら、健康効果は発揮するのではないか。と思いました。

他に本を読んだ後に、頭に浮かぶことは、遺伝子組み換え食品に、草をからす強力な除草剤が使われていることのメカニズムがわかりやすかった。GMO食品は、除草剤に強い食品、そのため、除草剤をつかってもかれないので、堂々と使うことが出来る。その除草剤が、健康にとても悪い。

次にいいことは、サプリについてだ。サプリの添加剤やコーティング剤は、真菌カンジダのえさになる。確かに、その観点からは安易なサプリの取得は進められない。
日本は高温多湿。その事実において、考えると、海外で有効な治療が日本で通じないことはありえると思う。海外は湿度が低いところも多い。そのため、真菌カンジダや他のカビは圧倒的に生えやすい。
野菜は、その真菌カンジダに戦うための物質をもっている。それをとるために野菜を食べるのは大切と感じた。

人によって、いうことが違う。それは、参考にしている研究の新しさによる。昔は、胃にピロリ菌はいないといわれていた。コレステロールは、取ってはいけないので、卵は一日一個といわれていた。
また、最近だと小腸には、細菌はいないといわれていたし、リーキーガットもないといわれていた。
たんぱく質は完全に消化され、ペプチドの形では吸収されていないといわれていた。これらは、否定されている。

 

自分が日常生活で取り組めること

最終的に、自分が取り組めることは、梅干の摂取だ。圧倒的に、スーパーで買いやすく、効果もある。
梅干はアルカリ食品で、酸性の物質をつくるカンジダの物質をおさえてくれる。大体毎日一個の梅干を食べようと思う。伝統的な西方で作られた梅干は消費期限もなく、管理もらくだ。


目次

はじめに

第1章
「おなかにカビがいる」とはどういうことか

あなたのおなかにカビがいるかチェックしよう
関連本や自閉症の情報に出てきたおなかのカビ
甘いものがおなかのカビのえさになる
日本はおなかのカビがふえやすい
カビは細菌より人間の細胞に近い微生物
つたがはうようにくいこみながら増殖する
自分の出す酵素で強い分解力を発揮
庁は免疫力の7-8割を受け持っている
体のために大活躍している腸内細菌叢
カビの異常繁殖で腸の機能や免疫力が低下

第2章
おなかのカビはなぜ怖い?

腸で炎症を起こし「漏れ出る腸」にしてしまう
カビは多くの有害物質をつくる
低血糖を起こし異常な甘い物好きになる
免疫トラブルを起こし自分の組織を攻撃してしまう
おなかのカビがさまざまな悪循環を引き起こす
病院では異常なしといわれることが多い

第3章
何がおなかのカビをふやすのか

抗生物質の使いすぎが最大の原因
本来は抗生物質が不要な軽い中耳炎にも使われる
抗生物質+甘いもので爆発的にカビが増えることもある
みのまわりをとりまくたくさんのカビに注意
カビが増殖しやすい住環境とは
カビ毒が様々な健康被害をもたらす
遺伝子組み換え食品は食べる抗生物質
ステロイドやピルなどのホルモン薬もカビを増やす


第4章
おなかのカビの退治法

まずはカビ対策を行おう
安易に抗生物質を飲まないことが最初の一歩


抗生物質を使うときは腸をケアしながら飲み切る
カビを増やさない食事・減らす食事の6大ポイント
出来る範囲で住居のカビも退治
坑真菌薬だけでは一時的な効果しかない
坑真菌作用をもつ食品やハーブを活用
定期的に体を高温にする
ダイオフ現象に注意して過激なやりかたはしない

第5章
おなかのカビを退治して健康になった実例報告

個人差を踏まえて参考に。ハーブは自分にあったものを選ぶ。
ひどかった統合失調症と小麦を一袋食べるなどの食異常が改善
自傷行為や多動をともなう自閉症がみごとに落ち着き頑固な便秘もよくなった
数年来のしつこい顔湿疹が発酵食品のとりすぎをやめたらすっきりと治った
お腹がはって便秘と下痢をくりかえす過敏性腸症候群がすっきり解消
手術をすすめられた左右の卵巣のう腫が大改善して手術を回避
10年以上続いたセキやのどの違和感、不安感が2ヶ月で消えた
アトピー性皮膚炎で引きこもりになったが美肌になって明るい自分に戻った
パニック障害とめまいで起き上がれなかったが症状がきえて新たな人生がはじまった


おわりに

 

 

 

 

 

【崎谷博征】「プーファ」フリーであなたはよみがえる 生命場を歪ませるアルデヒド【書評】

メカニズムがきちんと説明されている本や論文は頼りになります。

うつ病の方は、脳にいいものをとろうと調べていると思います。

そのようなかたのために基礎的な知識をまとめておきたいと思います。

脳の質量のうち、6割は脂質脂肪で出来ています。その脂質に書かれた本です。

オリーブオイルやオメガ3のアマニ油が健康にわるいとは、世の中で言われている常識とは違います。

しかし、まずオリーブオイルやアマニ油の植物油が健康によくないという1万人のデータがあります。それがこちらの本です。アトピーに関するしっかりした本です。

 

www.hopeforlocalpeopleinjapan.com

 今回は、植物油がなぜ、体にわるいのかという仮説のメカニズムを説明した本の紹介です。

 

 

本写真

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アマゾンレビューリンク

 

書籍タイトル
「プーファフリー」であなたはよみがえる
生命場を歪ませるアルデヒド

書籍分類
脂質、脂肪に関しての書籍

 

著者
崎谷 博征
統合医 脳神経外科専門医
医学博士奈良県立医科大学、大学院卒業


著者の立場
著者は開業医であり、どこかの組織にぞくしているわけではない。
そして、面白いのが、この書籍で問題としているオメガ3(DHAEPA)を熱心に
とっていたということだ。しかし、どうも体調がすぐれない。その観点から、研究を調べた。
200近い論文がこの書籍では紹介されている。


メカニズムの解説(書籍より一部引用)

この本で解説されている脂質のメカニズムを解説する前に、以下のことを説明します。

プーファ(PUFA)とは、Polyunsaturated fatty acid:PUFAの略。
日本語では、多価不飽和脂肪酸である。
オメガ6、オメガ3と分類されている。
オメガ6は具体的には、キャノーラ油、菜種油、大豆油、などに多く含まれるです。
オメガ3は具体的には、いわしなど魚に含まれる油です。

オメガ9は、具体的には、オリーブオイル、コーン油などに多く含まれるものです。
まず、これだけ説明します。

図11 プーファの説明 (本書籍より引用)

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植物油の脂質の割合

メカニズムの解説としてとして優れているところ
①プーファ(オメガ3、オメガ6)は、必須脂肪酸と呼ばれるが、必須ではないところ
②プーファは体の中や外で酸化されて、アルデヒド誘導体になって、体を酸化する。酸化されて、皮膚のしみやガンになる。このメカニズムが丁寧に書かれている。


①プーファ(オメガ3、オメガ6)は、必須脂肪酸と呼ばれるが、必須ではないところ

最終4章から、必須脂肪酸はまちがいなところから証明されている。
必須脂肪酸という表現は間違い。そもそもの必須脂肪酸とよびだした動物実験は間違いであったことを紹介してくれている。さらに、脳にDHAはあるのだが、脳内のDHAは、全体で5gであり、一日の代謝回転は、5mgなので、食事からDHAをとると脳がうけとめられる量をこえる。私たちの体は、有害なプーファを飽和脂肪酸に変化している。

別の研究も紹介してくれます。
ビーガンのひとは、DHAの摂取量は0です。しかし、体内にDHAは充分にあります。つまり、体内でDHAを作れるということです。
(この書籍では紹介されていないのですが、モンゴルの遊牧民は、プーファ(植物油と魚)をとっていません。それでも問題ないのです。)

 

②プーファは体の中や外で酸化されて、アルデヒド誘導体になって、体を酸化する。酸化されて、皮膚のしみやガンになる。このメカニズムが丁寧に書かれている。

 

摂取する脂質の酸化のメカニズムを丁寧に説明している。
サラダ油やオリーブオイル、アマニ油といったものがスーパーで売られている。また、牛脂やバターもある。どのような油をとったら体にいいかを説明してくれる本です。


メカニズムがわかりやすく書かれているので、引用して説明します。

体がアルデヒドやその元のプーファによって、痛むメカニズム。

 

オメガ6、オメガ3(アマニ油、えごま油、DHA、EPA、)が酸化→エボキサイド等になる
→エボキサイド等がアルデヒド誘導体(ホルムアルデヒド)→これらのアルデヒドが体内のたんぱく質や遺伝子(DNA)と結合して、ガンになったります。

これがメカニズムです。

うつ病や脳に関してのダメージとしては、過剰なプーファの酸化が自閉症、アルツハイマー症、パーキンソン病、筋萎縮性硬化症、ダウン症などで報告されています。
脳にダメージを与えるのは、プーファの酸化といえます。

具体的にみえるもの、わかるものを著者は提示します。それは肌のしみです。

 

たんぱく質とアルデヒドがくっついたものが、しみです。そのしみは、リポファッシン(lipofuscin)と呼ばれます。このしみは体の中に出来て、血管内にできれば動脈硬化を引き起こしますとのことです。(しみは分解してくれたらいいのになと思うのですが、しみが分解されないメカニズムがあるのです。しみの分解酵素が阻害されているので、酵素をたくさんつくらないと推測されますです。)

著者はこれを、たんぱく質分解酵素の阻害とよび、最もプーファの悪影響といっています。

 

1.図14 プーファ(オメガ3とオメガ6からのアルデヒド発生)

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2.図17 リポファッシン

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プーファ(オメガ3とオメガ6)のたんぱく質分解酵素ブロックのはなし

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 特に細かく、プーファの酸化のメカニズムが書いてあります。
プーファの酸化のメカニズムは以下にまとめてあります。書籍より引用。
書籍の画像引用

3.図6-16-2 

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図5 プーファの酸化のメカニズム

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すぐれたメカニズム解説の書籍だと思いました。

著者の言っている大本を確かめるために、脂質の量の表を作ってみました。参考になれば幸いです。表から言えることは、オリーブオイルも不飽和脂肪酸のオメガ9なので、安全ではないです。

オリーブオイルは健康か?

オリーブオイルは健康なイメージがありますが、それは、他の植物油やDHA、EPAよりは健康といったもので、とるべきではないです。

オリーブオイルは、摂取することはやめたほうがいいです

その理由は三つです。1、そもそも酸化する不飽和脂肪酸であること、

2、イタリアや他の国から日本に送られているので酸化がすすんでいると考えられること、

3、日本のオリーブオイルの基準は甘いため、質の低い痛んだオリーブオイルが多く店頭にならんでいることです。

日本で手に入るオリーブオイルが体に実は体によくない、加熱してしまうと他の植物油とかわらない危険があるというのは麻布大学の研究で確かめられています。

(加熱による市販食用油の劣化の特徴、麻布大学 生命・環境科学部
安田 秀美 、原馬 明子 、田井 優輝 、滝澤 彩里 、守口 徹)

オリーブオイルは植物油の中で最も酸化しづらいといわれていますが、30分いためたら、5分のえごま油と同じくらいの酸化になります。つまり、炒めたり、揚げ物をするとあまり変わらない危険性があります。炒め物や揚げ物は30分に近い時間加熱するので。

 

また、名古屋文理大学やマレーシアの大学でパーム油や大豆油を加熱して酸化物質がつくられること、酸化を抑えるビタミンEは加熱すると効果を失うことが確かめられています。つまり、植物油は防御することができないということです。

https://www.nagoya-bunri.ac.jp/information/memoir/files/2012_15.pdf

Repeatedly Heated Vegetable Oils and Lipid Peroxidation | IntechOpen

 

 

牛脂や、豚の脂である、ラード、鶏の脂もいいとおもいますが、バターがベストだと思います。

グラスフェッドのバターがおすすめです。

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植物油の脂質の割合

 
私の感想は、以下です。

 

感想


人によって、いうことが違う。それは、参考にしている研究の新しさによる。昔は、胃にピロリ菌はいないといわれていた。コレステロールは、取ってはいけないので、卵は一日一個といわれていた。
また、最近だと小腸には、細菌はいないといわれていたし、リーキーガットもないといわれていた。
たんぱく質は完全に消化され、ペプチドの形では吸収されていないといわれていた。これらは、否定されている。
これと同じことが、脂質脂肪でも当てはまるとおもわれる。

今現在は、プーファ(PUFA)の中心であるDHAEPAという魚のオイルは健康にいいことになっている。この常識はいずれ変わるかもしれない。
そのような時代に私たちはむきあっている。どうやって食べ物を選べばいいのか。それは、自分が作れるものかどうかだ。自分で作れるものは、狩猟時代も作ることが出来て、それだけ食べられていたものだ。つまり、長い間食べられていても問題ないものだ。

もっと個人的に言えば、自分で作れないものは、食べないほうがいいのではないか、資本主義と密接に関わる大規模生産、工業設備による農作物は食べる人の健康よりも金を稼ぐことが優先されている。

今回のテーマでは、脂質だ。結論から言えば、バターが最優先で、ラード、牛脂はは可能だろうといったレベルだ。

 

オリーブオイルは健康イメージがあるが、やはり不飽和脂肪酸なのでとるべきではない。

植物油は、植物の種から絞られる。種は、発芽することが目的だ。他の生物に食べられるためには存在してない。

 

バターは、簡単に出来る。牧場で体験で作られるものだ。そして、賞味期限もない。

牛乳(バター)は子牛がたべるためにほとんど食べられていないものだ。
バターはつくることができる。牛の牛乳を熱処理や、脂肪分解処理をしないで、ただ容器に入れて振ればつくることができる。
市販の牛乳は、遠くに腐らないで牛乳を運ぶために処理をしている。工業製品だ。牛乳の歴史を調べればわかるのだが、牛乳は飲まれていなかった。主にバターが取られていた。
チーズを作るには、子牛の胃の胃酸をつかって作る必要がある。保存がきくバターこそが牛乳生産の目的だった。このように食べ物を選択することが大切と思われる。

とんかつ、から揚げ、フライドポテト。これらはおいしい。しかし、揚げ物という食べ物が出てきたのは、日本では、戦後の40年ぐらいの話だ。なぜなら、油が豊富にはなかったし、油は食べるものではなかったから、明かりをとるためや、ニスとして使っていた。それで体にダメージがあるのは当然といえる。不自然な、酸化しやすい物質を食べているからだ。

 

結論として私が買っている脂質はバターです。グラスフェッドという牧草で育てられたものが買えます。元々、これしか歴史上はなかったです。大豆とか飼料で牛を育ててたくさんの牛乳を出している現状は、牛は工業製品にみえます。

グラスフェッドバターは、業務スーパーで普通のバターと同じ価格で買えます。

もちろん、普通のスーパーで買えるバターでも充分かと思います。

グラスフェッドバターと普通のバターの違いは、普通のバターは、飼料に大豆とか使われていて、そこでプーファが含まれていて、その分バターの中のプーファの濃度があがるからです。

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目次

はじめに

第1章
人類にとって最大の惨事:プーファ(PUFA)

人体解剖で出くわした猛毒アルデヒド
農耕牧畜革命とアルデヒドを生み出すプーファ(PUFA)
プーファ(PUFA)によるライフスタイルの激変
調理・加工食品革命と植物油脂
今や都市災害 外食産業での油酔い
畜産物を通して蓄積するプーファ(多価飽和脂肪酸)
プーファの普及とあわせてのガンなどの病気の急激な増加
プーファの酸化こそアルデヒド誘導体の正体
エネルギー代謝をストップさせるアルデヒド

第2章
私たちの食べている脂肪とは?

食事から摂取する脂肪
飽和脂肪酸とは
不飽和脂肪酸とは
なぜ脂肪酸に飽和と不飽和があるのか?
プーファの二大横綱:オメガ3とオメガ6
最も酸化されやすい魚油(EPA)とDHA

第3章
プーファ(PUFA)と美容・健康

プーファの生理作用
肌のしみ、しわもプーファが原因
華麗集・わきが・口臭もプーファが原因
ガンとプーファ
動脈硬化、脳梗塞、心筋梗塞の原因もプーファ
消化とプーファ
自己免疫疾患とプーファ
神経疾患とプーファ
プーファの台車物質も危険

第4章
なぜプーファ(PUFA)が蔓延しているのか。

オメガ6、オメガ3は必須脂肪酸?
飽和脂肪酸悪玉説お虚偽
オメガ3は体にいい?
EPA、DHAは必須か
リノール酸、リノレン酸のサプリメントは必須か
適切な時期に適切な量で適切な場所に
新生児黄疸もプーファが原因
加齢、食事とエネルギー代謝
エスキモーダイエットの結果は?
プーファの摂取を限りなくなくすこと

 

 2021/4/18  15:45 初稿  2021/5/17 17:15更新 2021/5/22 13:00最終更新